冬の山中、腰巻一丁で煙草をふかす。この怪しげな男こそ、紀州和歌山が生んだ先駆的エコロジスト、南方熊楠(一八六七ー一九四一)。和歌山県田辺市近郊の林の中で撮影された熊楠42歳の姿である。博物学者として、また生物学者、民俗学者として広く知られる熊楠にとって、研究対象は粘菌、キノコ、藻、昆虫から男色、刺青、性、夢まで、この世あの世のすべて。世界を放浪、原生林を駈け巡り、果て無き大宇宙の謎を追い、森羅万象の本質に迫るため、生涯その目で見たままを詳細に記述しまくった。本書は、奇才が遺した膨大で不思議な資料を大公開。その頭脳と心の森に踏み込み、最新の研究に基づく熊楠像を紹介する。
レビュー(13件)
南方熊楠の人となりを調べるため、購入したが写真等が多く。参考になった。
中学生の娘のリクエストで購入。上野の科学博物館特別展での出会いをきっかけに、とても気になっていた人物らしく…内容としては少々難解な部分もあった様ですが写真等の資料も多く熊楠の娘さんへの取材文などを読めたのが良かったとのことでした。
熊楠フォトムック?
価格のわりに、 南方熊楠本人や遺品、文献などの写真が豊富に載っています。 内容は広く浅く、さらっとしています。