【輸入盤】モンテヴェルディ・エディション(30CD)
モンテヴェルディの全貌に迫る没後380周年記念ボックス
新録音2枚追加で完成したモンテヴェルディ・エディション30枚組
マドリガーレ全集、オペラ全集、倫理的・宗教的な森、聖母マリアの夕べの祈り、小品集、ミサ曲集、詩篇歌集
北イタリアの戦乱や疫病の時代を76年間生き抜いたモンテヴェルディの生涯は以下の3つの時期に大別されます。カッコ内はこのCDに収録された作品で、美しいルネッサンス様式のパロディ・ミサからドロドロの不道徳オペラまで多彩な内容です。
◆ クレモナ/大聖堂/修業時代(0〜23歳):23年間
マドリガーレ集第1〜2巻、カンツォネッテ
◆ マントヴァ/宮廷/楽員 → 楽長時代(23〜46歳):23年間
マドリガーレ集第3〜5巻、「オルフェオ」、「聖母マリアの夕べの祈り」、「ミサ曲」
◆ ヴェネツィア/サン・マルコ寺院(大聖堂)/楽長時代(46〜76歳):30年間
マドリガーレ集第6〜9巻、「倫理的、宗教的な森」、「ウリッセの帰還」、「ポッペアの戴冠」、小品、ミサ曲、詩篇歌
【新登場の録音はCD2枚分】
今回のエディション・ボックスの制作にあたり、1650年出版の「ミサ曲と詩篇歌集」と、1610年出版のパレストリーナ風な美しさをもつパロディ・ミサ「『その時イエスは』による6声のミサ曲」のレコーディングが新たに加わっています。
モンテヴェルディの死の7年後にまとめられ出版された「ミサ曲と詩篇歌集」には、モンテヴェルディの15曲のほか、弟子だったカヴァッリのマニフィカトも収められているので、ここではその曲も含めて丸ごと収録。演奏はクーツフェルト指揮レ・ヌオーヴェ・ムジケによるたいへん美しいものです。【世俗と教会】
モンテヴェルディは妻を早くに亡くし、その後36年間独身で一貫。ヴェネツィアでは司祭に叙階されたこともあり、音楽も宗教的になったと言われたりもしますが、実際にはヴェネツィア時代はサンマルコ寺院の楽長でありながら、弟子たちのおかげで演奏に関わる時間を大幅に減らすことが可能となり、マントヴァ宮廷時代には考えられなかった自由と報酬を手に入れています。
自由になったモンテヴェルディは国内外各地で活動したほか、趣味の錬金術(!)にも入れあげ、水銀と金を溶融させることに成功して大喜び。そして、官能的で不道徳なオペラ「ポッペアの戴冠」まで書くなど、むしろ宮廷時代よりも世俗的なほどで、作品にも生々しい情感が投影されたりしています。
【モンテヴェルディの音楽が全部まとまった便利なセット】
戦乱や疫病の混乱のおかげで、多くのオペラやバッロのほか、ペストの死者を悼む荘厳なレクイエムなどの宗教曲が失われてしまったのは残念ですが、それでもライフワークだったマドリガーレや出世作のオペラ、晩年のオペラ、宗教音楽の傑作がCD30枚分も遺されたのは有り難いことで、音の資料としても貴重です。
ブックレットは8ページの簡易なものとなっていますが、これは深刻な欧州インフレ下で価格を抑えるため仕方のない面もあります。
【当サイトでの取り組み】
せっかくの30枚組ボックスなので、当サイトでは鑑賞時に便利な情報として、「演奏情報」、「作品情報」、「演奏者情報」、「日本語トラックリスト」、「作曲者情報」、「原語歌詞」、「原語トラックリスト」などを掲載しておきます。
作曲者情報については、各種資料から情報を得てモンテヴェルディの生涯を年表形式で掲載。
原語歌詞については、機械翻訳でも大意がつかめるように調整し、トラック番号と共に掲載。量が多いためマドリガーレとオペラは既発売ボックスのページに掲載してリンクしています。また、「倫理的、宗教的な森」は、実際の演奏に合わせた曲順としているほか、「聖母マリアの夕べの祈り」も演奏に合わせて調整しています。
情報は今後も増やしていく予定です。
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