スペイン内戦や第2次世界大戦に従軍して「戦争と人間」をえぐる写真で世界に衝撃を与えたキャパ。その記念碑的作品『崩れ落ちる兵士』に対する通説を、現地での共同調査も踏まえて根底からくつがえし、撮影場所を特定し兵士を推定して真相を明らかにする。
プロローグ
第1章 パリを発つ
第2章 セロ・ムリアーノーー九月五日
1 七月十八日の蜂起
2 南アンダルシア
3 セロ・ムリアーノ
4 前線に向かう二人の写真
5 アリシアの森
6 銅精錬所のゲルダ
第3章 フェデリコ・ボレル・ガルシアのこと
1 疑惑と反論
2 我が同志“タイノ”
第4章 新たな二人の発見者
1 「エル・ペリオディコ」紙の発表
2 「これが戦争だ!」展と研究者たち
3 ススぺレギ教授の考え
4 もう一人の発見者
第5章 エスペホの村
1 モントロからエスペホへ
2 アルコイの市民兵と出会う
3 『崩れ落ちる兵士』を撮る
第6章 『キャパの十字架』への疑問
1 沢木耕太郎の推理
2 写真の検証
第7章 『崩れ落ちる兵士』のプリント
1 ニューヨーク近代美術館のプリント
2 二枚のプリントの発見
3 『生み出される死』
第8章 ライカとローライ・フレックス
1 縦横の比率
2 ローライ・フレックスとレフレックス・コレレ
第9章 『崩れ落ちる兵士』の真実
1 キャパの説明
2 フィリップ・ナイトリーの攻撃
3 ハンセル・ミースからの手紙
第10章 運命の日
1 エスペホの出来事
2 セロ・ムリアーノの村へ
エピローグ
本書に登場する地名・人名のつづりと略解
図版の撮影者と著作権
あとがき
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