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母が嫌いだった。わたしの脳内は母の固定観念で支配され、わたしはわたしが嫌いだった。母から逃げるように飛び出した東京、タバコとパチンコに溺れた日々、愛想もお金も無いわたしを雇ってくれた水商売&雀荘、ひと時の夢を見せてくれたオトコ、“笑い”で幸せを運んでくれた先輩たち、そして、自分より大事な存在となった娘……。自分のことが嫌いだったオンナ・青木さやかが、こじれた人生を一つ一つほどいていく。生きることの意味を追い求めるヒューマンストーリー。 母との確執やギャンブル依存症など、自身の経験を赤裸々に綴った「婦人公論.jp」で話題沸騰中の「47歳、おんな、今日のところは○○として」に、書籍だけのオリジナル原稿を加筆。
レビュー(64件)
テレビでお見かけすることは減りましたが
ネットのどこかのサイトに掲載されていたコラム的なものを読み、文筆家としての著者に興味を持ちました。こちらも同様、とても興味深く面白かった。十数年前のキレ芸でしか著者を知りませんでしたが、こんな背景があったとは。人生色々、人色々、表に見えているものから把握できることなんてほんのちょっとなんだなあと思いました。時折挟まれる、芸人先輩との会話がコントのようで笑えます。そこで改めて「あ、芸人さんだった!」と思い返したりしました。他にも本が出るなら読んでみたくなる作者です。
読みやすく、笑えて考えさせられて、良き本です(๑•̀ㅂ•́)و✧
良い作品
とても読みやすく、母親と不仲な状態の私自身と重なる部分もあり一気に読みました。少しだけ心が軽くなったような気がします。青木さやかさんの事が人間くさくて好きになりました。
言葉の選びが的確で情景がとらえやすく、とても読みやすいです。
親との関係
もう、スルスル読んでしまいました。親との関係がうまく行っていない方、親のレールに引かれて生きてきた方、ぜひ一度読んでみてください。