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『寄生獣』で世を震撼させた岩明均氏が漫画家としてデビューする前から温めていた物語、それがこの『ヒストリエ』。舞台は紀元前、後にアレキサンダー大王の書記官となるエウメネスの波乱に満ちた生涯を描いた歴史大作です。蛮族スキタイの出身でありながらそれを知らず、都市国家カルディアでギリシア人養父母に育てられたエウメネスは、そのおかげでギリシア的教養を身につけることとなる。ある日養父がスキタイ人に殺され、自分の出自を知ったエウメネスは奴隷の身分に落とされてしまう。それが彼の波乱の旅の始まりだったのです。 地球儀 故郷カルディア・1 故郷カルディア・2 故郷カルディア・3 図書室・1 図書室・2 同じ夢 スキタイ流 体育教練
レビュー(141件)
勧められて読んでみたけど買って正解でした!早く全巻揃えたい!
迅速かつ丁寧に対応いただきました!ありがとうございました。
紀元前4世紀、中国の(春秋)戦国時代に孫ピンが兵法家として活躍していたほぼ同時期に、遠くギリシャではフィリッポス二世がマケドニア国を強国に育て、その子アレキサンダーが大帝国を打ち立てます。 このフィリッポスとアレクサンダーに仕えた文官がこの作品の主人公であるエウメネス。文官ではありますが、洞察力にすぐれる軍略家でもあり、基本的に優しく良い人という印象を受けるところは、他の作品に描かれる孫武や孫ピンのイメージと重なりますね。 この作品はそんなエウメネスの幼少期から話が始まり、波乱万丈な生涯を描く、はず・・・完結していないのでなんとも言えません。 ・・というのも、第7巻から本格的に登場するアレクサンドロス(大王)が、史実とかなり異なっています。 マンガに史実を求め過ぎるのも良くないと思いますが、史実を踏まえて話が進められていたのに、第7巻から急にファンタジー色が強くなるのはどうなの? 、、と、ちょっと心配になります。 あと、戦争や奴隷の存在する世界なので、第一巻から楽しくない描写が出てきます。そういうのに弱い方はまとめ買いしないことをお勧めします。
傑作。
岩明均の作品は文句なく面白い。「寄生獣」「七夕の国」と連載を読んで気に入っていたがこの「ヒストリエ」は読んでいなかった為1-7巻を大人買い。かなり佳境に入っているかと思ったらまだ序盤だった。連載完結できるのかな?? 1巻はすこし変わった背景から始まり、よくわからないままに読み進めて行ったが、7巻まで読み終わったところでもう一度読み直してみたら色々伏線が張られていて非常に面白い。手元に置いて何度でも読みたくなる。
趣味
寄生獣が好きだったのと評価を見て、最新作を購入することにしました。なかなか面白いです。