アダム・スミスやミル、ケインズなど、経済学者たちは、どのような方法論を用いて経済学を研究してきたのでしょうか? 経済学における、さまざまな学派の成り立ちや展開、現代的意義を探究しながら、経済学の歴史を学ぶ、新たな視点からの経済学史テキスト。
まえがき
【第1部 経済学誕生への道程】
第1章 経済学誕生以前の経済認識の枠組みはいかなるものであったか
──ポリュビオス、アウグスティヌス、マキャヴェリ(中澤信彦)
第2章 経済秩序はいかに認識されるようになったのか
──ケネー、チュルゴ、スミス(松本哲人)
【第2部 経済学の確立・刷新・分岐】
第3章 経済生活にとって人口と資源はどれほど基底的か
──マルサス、シーニア(藤村哲史)
第4章 資本主義の把握において階級概念はいかなる意味で本質的か
──リカードウ、マルクス、スラッファ(久保 真・若松直幸)
第5章 経済現象は主観的に説明すべきなのか
──メンガー、ハイエク、ラッハマン(原谷直樹)
第6章 経済学はなぜ歴史的でなければならないのか
──ドイツとイギリスの歴史学派(佐々木憲介)
第7章 経済活動にとって制度はいかなる意味で本質的か
──ヴェブレン、ミッチェル、クラークおよびタグウェル(石田教子)
【第3部 現代経済学への展開】
第8章 経済学が功利主義に基礎を置くのはいかなる意味においてか
──ヒューム、ベンサム、ピグー(中井大介)
第9章 経済学はどこまで数学的でなければならないのか
──数理経済学の先駆者たちと開拓者たち(上宮智之)
第10章 経済をマクロに捉えるということはどういうことか
──マクロ経済学の「マクロ的」アプローチと「ミクロ的」アプローチ(廣瀬弘毅)
第11章 ミクロ経済学は何を説明してきたのか
──情報と合理性を巡る150年間、限界革命から行動経済学まで(江頭 進)
第12章 経済学にとって方法論はいかなる意味で重要か
──スミス、ミル、ウェイトリ、20世紀以降の科学哲学(只腰親和)
コラム
1パラダイム(中澤信彦)
2自然法(松本哲人)
3反証可能性(中澤信彦)
4演繹と帰納(久保 真)
5社会主義経済計算論争(原谷直樹)
6因果関係(藤村哲史)
7経済人(石田教子)
8基数的効用と序数的効用(中井大介)
9経済学の呼称と定義(上宮智之)
10貨幣数量説(廣瀬弘毅)
11経済学の科学化(江頭 進)
12論理実証主義(久保 真)
あとがき/一次文献リスト/人名索引・事項索引
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