あとがきにもあったが、今回の作品はモンゴメリらしくない。下の後半から2部に入るが、それはアンの息子ウォルターが戦死した後という設定である。そのため、悲しみの詩がほとんどだ。合間の短編小説には、引き続きアン家族の話題が出る程度で本人たちはあまり出てこない。しかも、アンの孫の世代の話も出てくる。今回の作品でアンシリーズが終わってしまうことは残念だが、シリーズ11巻をすべて一気に読み返したら、またプリンスエドワード島の風景を想像させ新鮮な気持ちに返ることが出来るだろう。,プレゼント用にシリーズ物をまとめ買いしました。,下巻の方はウォルターが戦死した後の話(アンの詩や家族の話等)が多く、結構切ないので☆は少なめにしちゃいました。 やはりアンファミリーにはいつまでも明るくいて欲しかったと思うのは我が儘でしょうか… 執筆時の時代背景が大戦の時代なので仕方無いとは思いますが…,モンゴメリは昔から大好きな作家です。訳者あとがきでモンゴメリの死が自殺によるものだったと初めて知りました。ショックです。ほのぼのとしたアンやエミリーの世界を描きながらモンゴメリ自身は牧師夫人として忙しいだけでなく心労の多い生活を送ってきたのだと他の著作からも伺いしれて…でも人生の辛い瞬間にモンゴメリの本に確かに力づけられたと感じる一ファンとしてこれからも繰り返し読み続けるつもりでいます。今までとはちょっと毛色の変わった作品も含まれていて大人向けと感じます。,赤毛のアンといえば少女向けと思われがちですが、モンゴメリの作品は意外に大人向けです。特に、アン一家が中心にはならない短編は、ちょっと苦い思いやつらい気持ちを共感できるほうがより深く味わえるはず。 アン一家の話を期待した方には少し肩透かしの感があるかもしれませんね。
レビュー(24件)
赤毛のアンらしくない11巻
あとがきにもあったが、今回の作品はモンゴメリらしくない。下の後半から2部に入るが、それはアンの息子ウォルターが戦死した後という設定である。そのため、悲しみの詩がほとんどだ。合間の短編小説には、引き続きアン家族の話題が出る程度で本人たちはあまり出てこない。しかも、アンの孫の世代の話も出てくる。今回の作品でアンシリーズが終わってしまうことは残念だが、シリーズ11巻をすべて一気に読み返したら、またプリンスエドワード島の風景を想像させ新鮮な気持ちに返ることが出来るだろう。
思い切ってまとめ買いしました。
プレゼント用にシリーズ物をまとめ買いしました。
下巻の方はウォルターが戦死した後の話(アンの詩や家族の話等)が多く、結構切ないので☆は少なめにしちゃいました。 やはりアンファミリーにはいつまでも明るくいて欲しかったと思うのは我が儘でしょうか… 執筆時の時代背景が大戦の時代なので仕方無いとは思いますが…
モンゴメリは昔から大好きな作家です。訳者あとがきでモンゴメリの死が自殺によるものだったと初めて知りました。ショックです。ほのぼのとしたアンやエミリーの世界を描きながらモンゴメリ自身は牧師夫人として忙しいだけでなく心労の多い生活を送ってきたのだと他の著作からも伺いしれて…でも人生の辛い瞬間にモンゴメリの本に確かに力づけられたと感じる一ファンとしてこれからも繰り返し読み続けるつもりでいます。今までとはちょっと毛色の変わった作品も含まれていて大人向けと感じます。
大人向け
赤毛のアンといえば少女向けと思われがちですが、モンゴメリの作品は意外に大人向けです。特に、アン一家が中心にはならない短編は、ちょっと苦い思いやつらい気持ちを共感できるほうがより深く味わえるはず。 アン一家の話を期待した方には少し肩透かしの感があるかもしれませんね。