東アジアにおいて道教はどのようなかたちで存在したのか。
道教は文化要素としてどのように展開し、変容していったのか。
東アジアでの道教の広がりを踏まえつつ、道教が変容した諸相を探求。
壁画や尊像・道壇などの儀礼空間で使用されるモノ、道教の使うアイテムや護符、経典や書籍など、美術作品や実物資料からのアプローチにより、文献や儀礼研究のみでは描き出すことの出来ない、立体的な道教史を再構築する。
2010年に刊行され好評を博し、長らく入手不能となっていた同書に、最新の知見を盛り込んだ論考2本を増補、座談会を刷新した決定版!
カラー口絵
増補改訂版「道教美術の可能性」に寄せて 土屋昌明
座談会「道教美術研究の新展開」 鈴木健郎×齋藤龍一×土屋昌明
◎総説
「道教美術」とは何か 鈴木健郎
道教の歴史 横手 裕
◎道教美術の諸相と展開
漢代銅鏡にみえる神話および道教の図像について 李 凇
道教美術における文字の問題 土屋昌明
道教像のすがたとひろがりー南北朝〜唐時代 齋藤龍一
中世道教の法服と法具 田中文雄
唐宋時代の道教絵画 酒井規史
水陸会における道教的要素 高志 緑
中国絵画と道教ー宋元時代を中心として 宮崎法子
明清小説の版画に見える道教神ー三清と如意 山下一夫
道壇と神画 丸山 宏
◎日本における受容と融合
日本の君王、道士法を崇めずー古代日本における道教と文物の受容 増尾伸一郎
日本の中世仏画にみる道教 石川知彦
神道図像と道教美術の関わりー「道教の美術」展を経て 清水 実
馬に跨る女神はどこから来たかー神道図像と道教をめぐって 門屋 温
日本渡来の華人の神々 二階堂善弘
平田篤胤と「五岳真形図」 森 瑞枝
◎東アジア、そしてオリエントとの邂逅
琉球の呪符 山里純一
朝鮮半島における道教美術 土屋昌明
古代オリエントと道教美術 大形 徹
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