男の子みたいな姫君と、女の子みたいな若君が繰り広げる痛快平安ラブコメディ
都で評判の権大納言家の凛々しい若君・春風と、美しくたおやかな姫君・秋月。実はこの異母兄妹、春風は姫君で、秋月は若君。「ああ、このふたりをとりかえられたらな・・・・・・」という父・権大納言の願いもむなしく、ついに二人は正体を隠して宮中デビュー!!春風は帝のおぼえめでたく出世街道まっしぐら、秋月は女東宮の尚侍として寵愛され後宮の花となって・・・・・・偽りの生活はどこまで続くのか!?
第1章 ふうがわりなきょうだい
第2章 いつわりの結婚生活
第3章 狂おしい夏
第4章 男ごころ女ごころ
第5章 男の決意
第6章 さまざまな恋のゆくえ
あとがき
解説 人生を選ぶ女 里中満智子
レビュー(46件)
古典をそのまま現代語訳したという感じですね。小説としては物足りない部分もありますが、古典なので仕方ないですね。「ざ・ちぇんじ」のほうが小説としては面白いですが、こちらはまた別の発見があります。男装の姫の結婚問題や妻の妊娠、息子の尚侍出仕に対する父君の反応が現代人の感覚とはあまりに異なり、泡を吹いて倒れかけた「ざ・ちぇんじ」の父君とはかけ離れているのが当時の平安貴族と現代人の感覚の違いと考えれば見方も変わります。とくに尚侍出仕の反応はかなり驚きました。娘の結婚生活がうまくいっているから息子もいずれ結婚できるかもって、無理ありすぎ。でもこれが平安貴族の反応だと言われれば面白い。終わり方は綺麗にまとまった「ざ・ちぇんじ」よりこちらのほうが好きです。女になっても最後までキャリアウーマンを目指す姫の性格は現代女性に通じる物があるように思われます。
マンガを読んで こういう原作があるのを知り 田辺聖子さんも好きなので買ってみました。 きれいに読みやすく書いて下さってます。
とても面白かったです。
ずいぶん前に、「ざ.ちぇんじ」を読んだことがあり、それも面白かったのですが、原文に近い訳をされている話しを読む事が出来て、感動しました。
漫画のざ・ちぇんじ!、とりかえ・ばやを読んだことある人なら 男宮にいろいろ驚かれるかと思います。 帝は…なんか女に都合のいい感じの「いい男」な印象ですね