- 81
- 4.55
太平洋戦争の激戦地ラバウル。水木二等兵は、その戦闘に一兵卒として送り込まれた。彼は上官に殴られ続ける日々を、それでも楽天的な気持ちで過ごしていた。ある日、部隊は敵の奇襲にあい全滅する。彼は、九死に一生をえるが、片腕を失ってしまう。この強烈な体験が鮮明な時期に描いた絵に、後に文章を添えて完成したのが、この戦記である。終戦直後、ラバウルの原住民と交流しながら、その地で描いた貴重なデッサン二十点もあわせて公開する。
太平洋戦争の激戦地ラバウル。水木二等兵は、その戦闘に一兵卒として送り込まれた。彼は上官に殴られ続ける日々を、それでも楽天的な気持ちで過ごしていた。ある日、部隊は敵の奇襲にあい全滅する。彼は、九死に一生をえるが、片腕を失ってしまう。この強烈な体験が鮮明な時期に描いた絵に、後に文章を添えて完成したのが、この戦記である。終戦直後、ラバウルの原住民と交流しながら、その地で描いた貴重なデッサン二十点もあわせて公開する。
レビュー(81件)
戦争の話は避けていたこともあり購入してからもページを開くのがためらわれたのですが、水木さんの絵は不思議ですね、重たくなく語りかけてくれました。
ずっと欲しかった本。 実は漫画かと思って買いました。 漫画じゃなかったけど、挿し絵も沢山あり、文章が水木さんらしさ満載で面白すぎました。 自分にとっては想像もつかないような過酷な現実のなか、どこに行ってもかわらず飄々と楽しみを見つける水木さんの姿に感動。 戦争の理不尽さ、ばかばかしさ、むなしさを感じながらも、まわりがどんな状況でも、変わらぬ心でいる彼のようにありたいと思いました。
歴史や戦争のことを知り、興味を持ち始めた小4の息子に。図書館で中学生くらいの子が読む用のアンネの日記を読んでしまい、刺激が強すぎて震え上がってしまいましたが、こちらはどこかユーモラスに書いてくれていて大丈夫でした。戦争の虚しさも感じ取れたようです。子どもに伝わってよかった。もちろん自分も読んで意見交換しました。
こういう漫画もいいもの
一兵士としての立場で描いた、ほかにはない視点から読むことのできる本です。
いついかなる時も気の持ちよう
とてもきれいな状態で到着しました。 内容は水木しげるさんの兵士時代の体験記が書かれています。 死にそうになった時のことも淡々と描かれていますが、実際は本当に大変な辛さだったと思います。 しかし、いついかなる時も気の持ちようでいい方向に進むのだということも改めて教えてくれる内容になっています。