私が長く縁をいただいている立命館大学では、「生存学」という領域での研究が盛んである。生き残るコツはなんであろうかとそこで聞いたところ、「生き残るには、少しの厚かましさが必要だよ」と教えられた。実際、消えていく人たちにはそうした厚かましさがちょっと足りないように思うのだ。本当に彼らは真面目だ。真面目は悪いことではない。だが、真面目すぎるのが生き残るには不利になるのだとしたら、少しは不真面目になってもよいのかもしれない。-『高学歴ワーキングプア』刊行から一三年、研究者であり僧侶でもある著者が、紆余曲折ありながらも行き着いた境地とは?
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