S・J・グールドが死の直前の20年の歳月をかけて書き上げた進化理論の歴史の集大成。ダーウィニズムのロジックについての長大な論証を経て、ダーウィン進化理論の拡張を試みた大傑作。世界中のファンを今も魅了する洒脱にして重厚な文体が冴え渡るドラマティックなエピソード満載。全2巻。図版多数収録。
I巻は、ゲーテ、ラマルク、ダーウィンから現代総合説までの[歴史篇]。
「ダーウィンは『種の起源』最終章の冒頭で「本書は全体が一つの長い論証である」と書いている。本書もまた、すさまじい厚さではあるが、系統立った解釈のための概要であり、一つの長い論証と言っていい。」(第1章より)
「ダーウィン流のロジックの核心部分は、変更を受けないまま、進化理論全体の最重要項目であり続けている。しかし進化理論の構造自体は重要な変更を加えられており、拡張や追加や再定義を重ねられることで別の新しいモノへと姿形を変えている。ようするに、「進化理論の構造」は、たくさんの変更を抱えつつも論理的首尾一貫性を保ち続けている複合体であり、知的な作業として、永続的な探求と挑戦に価する対象なのである。」(第1章より)
1章 進化理論の構造を定義し改訂する
第一部 ダーウィン流ロジックと論争の歴史
2章 ダーウィニズムの本質と現代正統派理論の基盤ー『種の起源』の解釈
3章 階層理論の種子
4章 内的要因論と形態の法則ー機能論に替わるダーウィン以前の考え方
5章 ゴールトンの多面体の実り多き切子面ーダーウィン以後のフォルマリズムにおける経路と跳躍進化
6章 地質学の舞台におけるパターンと前進
7章 限定的な総意としての現代総合説
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