19世紀末から20世紀初めに活躍したフィンランドの画家ヘレン・シャルフベックの画集。本書は、5つのセクションをとおして、近年世界的に注目されているヘレン・シャルフベックの全貌に迫る。独立前後のフィンランドという新しい国が誕生する激動のさなかで、さまざまな人々と運命を共にしながら、対象をそして自分自身を見つめる、シャルフベックの魂の軌跡をたどる日本初の画集。
第1章 初期 ヘルシンキーパリ、第2章 フランス美術の影響と消化、第3章 肖像画と自画像、第4章 自作の再解釈とエルグレコの発見、第5章 死に向かって:自画像と静物画
レビュー(2件)
東京芸大美術館で展覧会を見て、気に入った画家でしたので購入しました。内容・価格ともに満足です。作曲家シベリウスの精神世界に通じるような静謐・精緻な作風は、日本人の好みにも合うと思うので、もっと知られてよいのではないでしょうか。ここ数年は北欧各国との国交樹立記念イヤーが続いており、北欧の女性画家作品に触れる機会も多いのですが、その際の参考になる本は意外と少なく、その点でも役立っています。