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七十年前のあの戦争は、本当に無計画で非合理なものだったのか。開戦を決意した陸軍は無謀にも、勝算のない戦いに、やみくもに突入したのか。そんなはずはない。近代史を研究する著者は「陸軍省戦争経済研究班」の報告書を詳細に調査し、少なくとも陸軍は、科学性と合理性に基づいて開戦に踏み切ったことを知る。「秋丸機関」と呼ばれた研究班は、第一級の英才を動員し、英米の経済力を徹底研究。報告書は大本営政府連絡会議に上げられたのだった。報告書の真相は戦後、意図的に歪曲化され、闇に葬られた。そこには何が書かれていたのか。報告書の真の意図を探り、常識に一石を投じる驚愕の研究!
レビュー(21件)
日米開戦 陸軍の勝算
友人の紹介で本書を読みたく購入。 太平洋戦争の裏側を知った感じです。
新事実を掴むための一冊。
日本は日本の最高頭脳を集結し、勝算のある戦いをしようと計画していた、軍部が突っ走ったのではないことが分かる。先人の日本への思いが分かる。
おススメです
林千勝さんのお話はyoutubeでよくおうかがいしていますが、 本でじっくり読みたくて購入しました。 大東亜戦争に至る本当の歴史を学ぶためにも読むべき本です。
この本を読んで誤解を恐れるに言えば、戦争をするからには、負けてはならないと思う。いつまでも平和を望みたい。憲法9条によって、日本が守られるとは思われない。どこの国からも侵略されないように防衛力を強化すべきである。
学校で教えて欲しかった真実がここにある。
筆者である林千勝先生の丁寧で大変な調査や研究に心から感謝申し上げます。途中、涙が止まりませんでした。靖国神社の英霊に申し訳ない気持ちで一杯です。林千勝先生の真剣で誠実な心が伝わって来ました。一つ一つの真実を、丁寧に誠実に伝えてくださる本。日本人必読です。