年ごとにひどくなる山の畑の鳥獣害。中でもサルはとびきり手ごわい。ずるがしこく、素早く、ときにかわいい……。でもいずれもが、人がつくりあげたイメージの一つ。著者によれば、それに負けて多くのサル対策も失敗している。所詮サルはサル。山より格段に楽に餌が得られるからくり返し集落に現れ、畑を襲う。それだけなのだ。頭数管理といい、柵の性能アップをどれほどこらしても、山の畑の現実の対策にはならない。要は「餌づけ」となってしまうふだんの農作業や畑の管理、日常習慣をサル対策の観点から見直すこと、カギはここにある。
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