ライラーの活躍で地位を追われた元イェニチェリ軍団長のズィー・ヤザンが、今度は異国の商人と反乱を企てているーー。
そんな情報を掴んだライラーとアスィールは、彼らが出入りしているという隊商宿へ足を運ぶことに。ライラーの機転で新米商人を助けたことで、件の商人・ダンテとの接触に成功し、彼と取引を試みる一行。ダンテも自身の商会を守るためだったと苦しい事情を明かし、取引に応じる姿勢を見せる。しかしその対価として、あろうことかライラーの下賜を求めると言い出して!?
国益のためなら奴隷の自分は駒として使うべきだと、”為政者として”アスィールに進言するライラー。しかし、そんな自分の心が揺れ動いていることに気づいてーー?
*:;:*:;:*:;:* もくじ *:;:*:;:*:;:*
ーー 序章
ーー 一章 和の国の姫君、動き始める
ーー 二章 和の国の姫君、運命の出会いを果たす
ーー 三章 和の国の姫君、日帰りで商人になる
ーー 閑話 駆け出し商人の胸のうち
ーー 四章 和の国の姫君に色仕掛けは似合わない
ーー 閑話 敏腕商人の胸のうち
ーー 五章 和の国の姫君が選ぶもの
ーー 六章 和の国の姫君は、すべてを手に入れる
ーー 終章
レビュー(1件)
・話の展開が急すぎて、筋がよく分からなかった。オスマン帝国とベネチア共和国との交易をモデルにしているのはツボだし、中華料理的なものを流行らしたりと、素材は好物なのだが。 ・内容的には最終巻と推測。そのわりに、ダリル帝国が極東の和国で奴隷狩りをした理由が不明確。ライラーは、想定戦国日本の小領主の娘に過ぎない。今巻もそうだが(思わせぶりなセリフがある)、1巻からライラーは「初めから狙われたいた」との伏線を感じる。それが未回収。現代日本人が「オスマン帝国風の異世界に転生して、現代知識を使って改革を行う」わけでもない。外伝が出るのか? ・登場人物の把握が難しい。一覧を付けてほしかった。 ・世界観的に不必要なカタカナ語の使用は若干の減点。