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『護られなかった者たちへ』を超える慟哭ーー。 戸籍売買の闇を描く社会派ミステリー! 女性の遺体が発見された。身分証から、七年前の東日本大震災で行方不明になっていた人物であることが判明した。名前は笘篠奈津美。宮城県警捜査一課警部・笘篠誠一郎の妻だった。笘篠は遺体の待つ現場へ急ぐ。しかし、目にしたのは妻とはまったくの別人だった。 笘篠は妻を騙られた怒りを抱えながら個人情報の流出経緯と遺体の身元を探る。 しかし、さらに事件が起こりーー。解説・葉真中顕
『護られなかった者たちへ』を超える慟哭ーー。 戸籍売買の闇を描く社会派ミステリー! 女性の遺体が発見された。身分証から、七年前の東日本大震災で行方不明になっていた人物であることが判明した。名前は笘篠奈津美。宮城県警捜査一課警部・笘篠誠一郎の妻だった。笘篠は遺体の待つ現場へ急ぐ。しかし、目にしたのは妻とはまったくの別人だった。 笘篠は妻を騙られた怒りを抱えながら個人情報の流出経緯と遺体の身元を探る。 しかし、さらに事件が起こりーー。解説・葉真中顕
レビュー(96件)
『護られなかった者たちへ』が良かったので購入しました。世の中、理不尽なことが多いけど何か恐いなぁと思います。自分の戸籍が勝手に使われるとか嫌だ。
面白いです。通勤中に読んでいるので地下鉄に乗ってる時間がすごく短く感じます。
なかなか面白いお話でした。 あっという間に読み終わりました。
自殺と思しき女性の遺体の身分証は、宮城県警の刑事の妻で東日本大震災で行方不明となっていた女性の名義だった。だがその刑事が遺体を確認すると、明らかに妻とは別人であり、行方不明者の戸籍を盗んで売るビジネスの存在が明らかに・・・というストーリー。そもそも戸籍とは家制度や家父長制の影響を強く残したものであるという議論はさておき、本人が行方不明であろうと普通に生存していようと、この世のどこかで(ネット空間を含めて)第三者が本人になりすましているなんて、絶対あってはならないことですよね。寝食を忘れて読みふけりそうになる、おすすめの一冊です。
宮城県警シリーズ2作目。読み出したらあっという間に読了しました。 境界線というタイトルの意味を考えさせられました。 内容とは関係ないのですが 登場人物の姓が面倒くさい地名ばかりになってきましたね。 作者自身のペンネームも地名ですが、登場人物も地名から姓を取っているようですが、だんだん読みにくい地名由来の姓が増えてきて辟易しています。