営業用トラックドライバーの時間外労働の上限が、2024年4月より年間960時間に規制される。
本書は、広くトラック運送企業に関し、働き方改革をどのように実現するかをまとめている。その対応のために、就業規則や賃金体系などの見直しをするだけでは実現がおぼつかず、(1) 生産性の向上、(2)人材の確保、(3)原資の確保が必要となる。特に(3)については、社内だけでなく、顧客との折衝も含む取り組みとなる。
(1)の生産性の向上については、姉妹編『トラック運送企業の生産性向上入門』(978-4-561-74214-2、2017年刊)にまとめられているため、(2)・(3)をそれぞれ第2部・第3部にまとめている。また第1部では、すでに働き方改革に取り組み成功した先進的事例を紹介する。
人手不足が進む中、異常な長時間労働が常態化してしまった業界体質から脱却していくため、業界関係者必携の書となろう。
はじめに
第1部 働き方改革先進事例=労働時間は短縮できる!
1 長距離輸送で労働時間を短縮
2 効率化と生産性向上
3 荷主との協力した取り組み
4 給料体系と労働時間短縮
第2部 人材確保・定着先進事例=短縮時間分を補填する人材確保!
1 どのような募集が有効か
2 女性の採用と活用
3 定着率UPへの取り組み
第3部 原資確保の先進事例=働き方改革のためには原資が不可欠
1 改革には適正な売上拡大が必要
2 運賃・料金交渉は粘り強く
3 交渉には戦略が必要
むすびに
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