本書は、プラトンが生涯をかけて研究しつづけた実践的課題につながる短編集です。そもそも「徳は教えられるのか」というメノンの問いは、ソクラテスによって、その前に把握されるべき「徳とは何であるのか」という問いに置き換えられて、「徳」についての定義づけが始まります。同書を読むことで、プラトンらの長年追求した思考というものがよく分かります。,プラトン研究の第一人者藤沢先生が訳されている書籍です。ページ数は少ないですがプラトンの思想が凝縮されていて数学(幾何学)と哲学の融合による晩年の思想の端緒も窺える貴重な書籍でした。
レビュー(47件)
プラトンが生涯をかけた研究です!
本書は、プラトンが生涯をかけて研究しつづけた実践的課題につながる短編集です。そもそも「徳は教えられるのか」というメノンの問いは、ソクラテスによって、その前に把握されるべき「徳とは何であるのか」という問いに置き換えられて、「徳」についての定義づけが始まります。同書を読むことで、プラトンらの長年追求した思考というものがよく分かります。
プラトン研究の第一人者藤沢先生が訳されている書籍です。ページ数は少ないですがプラトンの思想が凝縮されていて数学(幾何学)と哲学の融合による晩年の思想の端緒も窺える貴重な書籍でした。