西行は、歌に生き、
歌で弔うーー。
鎮魂の歴史伝奇絵巻、
堂々の完結!
『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』
『陰陽師』の愛読者は、
この傑作を、絶対に
読み逃すべきではない。
--細谷正充 解説より
宿(しゅく)の神、宿神(しゅくじん) --ものに
宿る神。後白河上皇は、“あれ”を見ることは
出来ずとも、感じることは出来ると言う。“あ
れ”とは、花が花であり、水が水であり、葉が
緑であり、花は紅きが如く、自然のものにござ
りましょうーー西行はそう、返した。保元・平
治の乱を経ても治まる気配無きこの世。西行と
は、平安という時代の滅びを見届けさせるため
に天が地上に差し向けた人物であったのか……。
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