村上春樹氏のインタビューを所収!
日本記者クラブ賞に輝いた文芸記者の著者が、動物を手がかりに村上文学の森に深く分け入る デビュー作の『風の歌を聴け』から『猫を棄てる』までを貫く核心のテーマとはー。 好評を博した新聞連載記事を大幅加筆した待望の決定版!
序章 深い森の中の生き物と神話
第一章 日本近代をめぐる冒険ーーー羊
第二章 日本人の豊かな言語感覚ーーー象
第三章 ほんの少し先に浮遊する「魂」---螢
第四章 貫く、神話的な世界ーーー一角獣
第五章 魚系の名前で再生するーーー猫 (その1)
第六章 成長示す、猫との会話能力ーーー猫(その2)
第七章 動きに満ちた話し言葉ーーーカンガルー
第八章 ブーメラン的な自己解体ーーーカエル
第九章 人の命ずるままに動くーーー犬 (その1)
第十章 この世に戻ってくる呪術的な力 ---犬(その2)
第十一章 タイガーをあなたの心にーーー虎
第十二章 人間は記憶を燃料にして生きていくものなんやーーーコオロギ
第十三章 村上春樹の「永遠のヒーロー」---羊男
第十四章 「ピーター・キャット」とT・S・エリオットーーー猫(その3)
第十五章 死者のイメージを持つ分身的友人ーーー鼠(ねずみ)
第十六章 歴史と戦争の死者たちーーー青カケス
第十七章 魂の行く手を導く、内なる対話者ーーーカラス(その1)
第十八章 硬直したシステムへの強い否(いな)---カラス(その2)
第十九章 太陽の光の照る現実社会を象徴ーーー蜂
第二十章 春の到来のような心温まる親しさーーー熊
第二十一章 小説を成立させる「第三者」---ウナギ
第二十二章 心の暗闇の中での本当の導き手ーーー猿
第二十三章 君はどこに、いるか?---いるか
第二十四章 太古から神聖な生命のシンボルーーー魚
第二十五章 賢くて両義的な生き物ーーー蛇
第二十六章 延々と降りつづく細かい雨ーーーかたつむり
第二十七章 夜の智慧(ちえ)与える森の守護神ーーーフクロウ
第二十八章 世界のねじを巻く鳥ーーー ねじまき鳥
第二十九章 人間は自然の一部、動物の種であるーーー動物園
あとがきに代えて
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