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花魁・花菊は死を希った。吉原の大見世で最高位の花魁となるも、やはりここは苦界でしかない。父母と彼岸での再会を望み、燃え盛る妓楼に身を置いた。だが紅蓮の炎に飛び込んできた男がいた。花菊は業火の中、ぼろ鳶組纏番・彦弥と運命の出会いをするー。連続する火付け、下手人と思しき者の殺害、黒幕が?新庄藩火消頭・松永源吾が情念渦巻く吉原で謎に挑む。
花魁・花菊は死を希った。吉原の大見世で最高位の花魁となるも、やはりここは苦界でしかない。父母と彼岸での再会を望み、燃え盛る妓楼に身を置いた。だが紅蓮の炎に飛び込んできた男がいた。花菊は業火の中、ぼろ鳶組纏番・彦弥と運命の出会いをするー。連続する火付け、下手人と思しき者の殺害、黒幕が?新庄藩火消頭・松永源吾が情念渦巻く吉原で謎に挑む。
レビュー(56件)
本巻も大変面白く読むことができた。 吉原が舞台であるが、 下手人、火消しの生い立ち、幕閣の争いが絡み、最後の最後まで楽しめた。
ぼろ鳶シリーズ第6巻。今回の舞台は吉原です。彦弥にスポットライトが当たっています。また、これまで源吾の絶対的な支援者であった田沼意次ですが、今回初めて源吾と意見の相違が出てきます。政治はきれいごとだけではやっていけない、ということでしょうか。この先の展開が気になります。
とってもおススメの時代小説です。佐伯泰英作品と、この作家さんの新刊が出ると、即買いです。今回は吉原火消が登場です。初めて知った火消組。そして、ほぼレギュラーになっている大丸の御曹司。お金もっていて太っ腹なのが、とっても素敵です。ぜひぜひ読んで下さい。シリーズ最初の一冊から、ワシ掴みされちゃう面白さです。
まだ読んでないけど
今村さんのこのシリーズ大好きです!いまか楽しみです!