インドネシア東部、海上生活を営むサマ人らの移動に密着。漁場の名、岩の名、岬の名……それらの言葉をひとつひとつ収集し、ナヴィゲーションに関わる言葉の体系を編み上げた。「漂海民」の環境認識に言葉から迫る画期的な試み。彼らが視ている風景とは?
はじめに
凡例
序章 海を生きる人びとの世界
第1章 多島海を生きるサマ人の生活世界
1-1 バンガイ諸島タミレ村の自然環境
1-2 タミレ村 小史
1-3 タミレ村のサマ人のくらし
1-3-1 人口と集落の分布
1-3-2 タミレ村の「サマ人」
1-3-3 タミレ村のくらし
1-4 サマ/バジャウという人びと
第2章 バンガイ諸島サマ人の漁撈活動
2-1 漁法と漁具
2-1-1 漁船
2-1-2 漁法
2-2 魚類
2-3 漁場
2-4 適漁期
2-5 ナヴィゲーション
2-5-1 ヤマアテ/ヤマタテ
2-5-2 スター・ナヴィゲーション
2-5-3 ナチュラル・ナヴィゲーション
2-5-4 位置特定技術のパターン
第3章 海の民俗分類と空間的配置
ーー手釣り漁師の空間認識
3-1 海の空間分類
3-1-1 海底微地形
3-1-2 海の空間分類
3-1-3 海底微地形語彙の意味範疇
3-2 海の空間的配置
3-2-1 スケッチマップ調査
3-2-2 手釣り漁師Fのスケッチマップ
3-2-3 漁場、目標物、ルート
3-3 「面的」認識、「線的」認識、「スポット的」認識
3-3-1 海の「面的」空間認識と「線的」空間認識
3-3-2 海の「スポット的」空間認識
第4章 魚類・漁場・目標物の民俗分類
4-1 魚類
4-1-1 調査方法
4-1-2 魚類の命名
4-1-3 語彙の構造と構成要素
4-2 漁場
4-3 目標物
4-3-1 離れ岩の命名
4-3-2 岬の命名
4-3-3 湾の命名
4-3-4 天体の命名
4-3-5 目標物の語彙構成
4-3-6 海上景観
4-3-7 目標物の命名とサマ集団/非サマ集団
4-4 魚類・漁場・目標物の語彙の相互関連性
第5章 海を「視る」技術
あとがき
索引
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