旅に持っていきたい本です ハバナでモヒートと読みました ぴったり,村上春樹さんのファンなので彼の訳本ということで購入しました。新潮社刊のグレート・ギャッツビーも好きでよく読んでいました。どちらのギャッツビー本も好きですが、翻訳ものがあまり得意でない方や春樹ファンには春樹訳の本がおすすめです。,海外に住む叔母からのリクエストです。華麗なるギャツビーはレッドフォード出演作のほうがよかったです。,この間ディカプリオ氏の映画を見て原作の深い世界を知りたく購入しました。村上訳の評判が良い(世界観を反映しているとのこと)ので読んでみることにしました。最初,氏の小説のような口調ならどうしようと思ったのですが,翻訳は全く違うのですね。深い部分では繋がっていますが,フィッツジェラルドの世界に誘ってくれます。 <読後> 氏はあとがきで,100年以上前の物語だが,会話は現代におこっている臨場感が必要なので,登場人物が読者の友人として敵として存在するために可能なかぎり装飾を取り払ったと述べている。なるほど,と思った。また村上氏は最初と最後にとても気を使った,逆に言うと,ここを訳せる実力をつけるまで本書の翻訳には手と付けなかったと述べている。最後の段落は特に素敵だ。324頁。開発前のアイランドの様子から始まる風景描写をかりた米国人の哀切,自然を一定に後退させ,発展を選び,その価値観を幸福と呼び,そしてノスタルジーを創作しながら前に突き進む,かすかな,だが消えない精神の闇が良く描けており,ぞっとした。,ディカプリオの新作を観た後、原作を読み返したくなって購入しました。 村上春樹訳は、やはり大変読みやすいです。巻末のあとがきも読みごたえがありました。愛蔵版も欲しくなってきました。 映画では、個々の個性や人間関係が描ききれない面もあるので、原作、読んでおくとより映画も楽しめると思います。
レビュー(552件)
旅に持っていきたい本です ハバナでモヒートと読みました ぴったり
村上春樹さんのファンなので彼の訳本ということで購入しました。新潮社刊のグレート・ギャッツビーも好きでよく読んでいました。どちらのギャッツビー本も好きですが、翻訳ものがあまり得意でない方や春樹ファンには春樹訳の本がおすすめです。
頼まれ物です
海外に住む叔母からのリクエストです。華麗なるギャツビーはレッドフォード出演作のほうがよかったです。
名作名訳
この間ディカプリオ氏の映画を見て原作の深い世界を知りたく購入しました。村上訳の評判が良い(世界観を反映しているとのこと)ので読んでみることにしました。最初,氏の小説のような口調ならどうしようと思ったのですが,翻訳は全く違うのですね。深い部分では繋がっていますが,フィッツジェラルドの世界に誘ってくれます。 <読後> 氏はあとがきで,100年以上前の物語だが,会話は現代におこっている臨場感が必要なので,登場人物が読者の友人として敵として存在するために可能なかぎり装飾を取り払ったと述べている。なるほど,と思った。また村上氏は最初と最後にとても気を使った,逆に言うと,ここを訳せる実力をつけるまで本書の翻訳には手と付けなかったと述べている。最後の段落は特に素敵だ。324頁。開発前のアイランドの様子から始まる風景描写をかりた米国人の哀切,自然を一定に後退させ,発展を選び,その価値観を幸福と呼び,そしてノスタルジーを創作しながら前に突き進む,かすかな,だが消えない精神の闇が良く描けており,ぞっとした。
原作、やはり面白い
ディカプリオの新作を観た後、原作を読み返したくなって購入しました。 村上春樹訳は、やはり大変読みやすいです。巻末のあとがきも読みごたえがありました。愛蔵版も欲しくなってきました。 映画では、個々の個性や人間関係が描ききれない面もあるので、原作、読んでおくとより映画も楽しめると思います。