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神秘と技術と才能が生まれる場所、諏訪。 ーー多くの仕事や人が、どうしてこの地から生まれたのか? 長野県の諏訪は、諏訪湖を中心に八ヶ岳や霧ヶ峰も含む広大な地域。 諏訪湖は中央構造線とフォッサマグナが交わるところ。 まわりには縄文の時代から人が暮らし、諏訪信仰がいまも息づく。 江戸時代の繰越汐による新田開発、近代に入ると片倉製糸が栄華を極め、その後、東洋のスイスと言われるほど、精密機械の会社が数多く興った。 ー セイコーエプソン、ワシントン靴店、ヨドバシカメラ、すかいらーく、ポテトチップスの湖池屋、岩波茂雄、島木赤彦、新田次郎、武井武雄、伊東豊雄…… 。 多くの仕事や人は、どのように生まれたのだろうか。 ただならぬ場所、諏訪の地力を、丹念な取材で掘り起こす歴史ノンフィクション。 第一章 シルクエンペラーと東洋のスイスーー近代ものづくり編 第二章 ゴタたちが編んだ出版ネットワークーー近代人づくり編 第三章 “空”なる諏訪湖の求心力ーー土地となりわい編 第四章 人と風土が織りなす地平
レビュー(13件)
雑誌でデザイナーの黒河内真衣子さんが本書を推薦しており、諏訪に縁があるので読み始めた。断片的に知ってた事柄や地名などについて豆知識的に知ることができたのは個人的に面白かった。筆者は諏訪出身ではないが諏訪に対して並々ならぬ愛着を持って書かれている。
長野県諏訪盆地の人的特徴をよく掴み、かつ明治以降の動向を的確に示していると思います。同時に現地人に寄り添い、的確な情報を得ているように思います。
どうもありがとうございます。 楽しみにしてみます。 よろしくお願いいたします。
長野県人としてはちょっとガッカリ本でした。