キリスト教と仏教のはざまで、生と信の根源について独自の思索を展開してきた宗教哲学者による渾身の遺言
私たちの生の最深部にあって、人を生かす力、創造的空。それは、世界と人間を成り立たせる神のはたらきの場であり、仏教で言われる「無心」の内容である。また、生と死を大きく包み、無意味への問いから解放し、ゆだねて生きることの豊かさを教える。
「瞑想」という方法に、豊饒な空へと至る具体的な道筋を描き出し、世界と生命と精神とを貫く「統合」という作用に、信の根拠を指し示す。
1 宗教と現代
第一章 宗教と「単なる自我」
第二章 「単なる自我」の問題性
2 統合論
第三章 統合論綱要
第四章 統合作用・統合体・統合心
3 瞑想の行方
第五章 瞑想と現代
第六章 瞑想・信・統合
終 章 直接経験──仏教とキリスト教の一致と差異
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