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上総の貧しい農村に生まれたあいは、糸紡ぎの上手な愛らしい少女だった。十八歳になったあいは、運命の糸に導かれるようにして、ひとりの男と結ばれる。男の名は、関寛斎。苦労の末に医師となった寛斎は、戊辰戦争で多くの命を救い、栄達を約束される。しかし、彼は立身出世には目もくれず、患者の為に医療の堤となって生きたいと願う。あいはそんな夫を誰よりもよく理解し、寄り添い、支え抜く。やがて二人は一大決心のもと北海道開拓の道へと踏み出すが…。幕末から明治へと激動の時代を生きた夫婦の生涯を通じて、愛すること、生きることの意味を問う感動の物語。
レビュー(91件)
丁寧な包装で配達も早かったです。 また利用したいです。
高田郁さんのファンです。
高田郁さんの本は、すべて感動してしまいます。引き込まれてしまい、あっという間に読み終えてしまいます。次の作品を心待ちにしています。
美しい物語でした
明治維新前後の激動の日本で活躍した医師の妻を主人公にした物語。 夫である医師の最期については調べると悲しい結末でした。 一途な医師の夫とそれを一生懸命に支える妻の物語です。 一気に読み切りました。みおつくし料理帳もよかったですが、 この物語も良かったです。
大喜び。
こちらの作者は妻が大ファンで、妻に注文したのを伝えると大喜びしていました。 最近忙しくまだ読んでいないみたいですが、多分一気読み間違いなしでしょう。 邪魔をしないようにしたいと思います。
みおつくしシリーズ以来の愛読者です。長い物語を一冊で書き上げているので、淡々と話が進んでいきますね。それでも、あいの人生には、ドキドキしたり、共感したり。最後はやはり泣いてしまいました。関寛斎に関する本も読んでみたくなりました。