【輸入盤】『チェンバロ作品集〜ペツォールト、カイザー』 フェルナンド・デ・ルーカ(6CD)
: ペツォールト、クリスティアン(1677-1733)
バッハ「メヌエット」の本当の作曲者ペツォールトの元気の出る音楽
ペツォールト&カイザー:チェンバロ作品集(6CD)
フェルナンド・デ・ルーカ(チェンバロ)
「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳」の中で最も有名なメヌエットの実際の作者として知られるペツォールトはバッハより8歳年長で、17年早く死去。
バッハが働きたがったドレスデン(上の画像)で活躍していたペツォールトは、1703年からドレスデンのソフィア教会(プロテスタント)のオルガン奏者となり、1709年から宮廷作曲家を務めていた人物で、1714年にはパリ、1716年にはヴェネツィアに演奏旅行をおこなってもいます。
きわめてキャッチーな作風
CD4.5枚分収録された独奏チェンバロのための25曲に及ぶ「協奏曲」は、イタリア様式の徹底的にキャッチーな作品で、あふれる楽想と華麗な装飾、ノリの良さには驚くばかり。1729年に「25のコレクション」として出版された大規模な曲集だけに、後年の作曲家に影響を与えたと思われるパッセージもけっこう出てきたりします。
イスフリート・カイザー
1712年にドイツ南部のテュルクハイムで生まれ1771年にカトリックのマルヒタール修道院で亡くなったカイザーは生涯の殆どをプレモントレ修道会の修道士として過ごした人物。1746年にアウクスブルクで出版された「3つのパルティータ(パルティア)」はバロック後期の作品で率直な音楽が聴かれます。
充実した解説
ブックレット(英語・12ページ)には、デ・ルーカのチェンバロ・コンサートで朗読を担当することもあるフランチェスカ・スコッティによる解説が掲載されています。
▶ Brilliant Classicsのチェンバロ録音を検索 演奏者情報◆ フェルナンド・デ・ルーカ (チェンバロ)
1961年、ローマで誕生。9歳の時にはすでにバロックのイディオムで作曲をおこなっていたというデ・ルーカは、14歳でローマ・サンタ・チェチーリア音楽院に入学し、オルガンとピアノなどを勉強。続いて、ヴァティカンのシスティーナ礼拝堂のマエストロ・ディ・カペラであるドメニコ・バルトルッチに弟子入りして宗教音楽と対位法、即興演奏、作曲を学び、1992年にはチェンバロをパオラ・ベルナルディに師事。
その間、1989年には、17世紀後半から18世紀初頭のイタリア音楽を専門とする音楽アンサンブル「Et in Arcadia Ego」を設立するなど、ソリスト、アンサンブル奏者として活動し、最近ではバロック風の衣装で演奏したりもしています。
CDは、Brilliant Classics、Uraniaなどから発売。
トラックリスト (収録作品と演奏者)CD1 76'57クリスティアン・ペツォールト [1677-1733]協奏曲第1番 ヘ長調
1. I. ヴィヴァーチェ 4'38
2. II. アダージョ 1'57
3. III. アレグロ 4'51
協奏曲第2番 ニ長調
4. I. ヴィヴァーチェ 4'40
5. II. ラルゲット 2'10
6. III. アリオーゾ 5'01
協奏曲第3番 イ長調
7. I. ヴィヴァーチェ 4'27
8. II. テンポ・ディ・ガヴォッタ 1'37
9. III. ラルゲット 1'31
10. IV. ヴィヴァーチェ 3'00
11. V. メヌエット・アン・ロンドー 2'07
協奏曲第4番 ホ長調
12. I. (アレグロ) 5'06
13. II. ラルゲット 2'49
14. III. スタッカート 0'54
15. IV. アレグロ・マ・ノン・トロッポ 6'03
協奏曲第5番 イ長調
16. I. アレグロ 6'01
17. II. ラルゲット 1'36
18. III. プレスト 6'02
協奏曲第6番 ト長調
19. I. ヴィヴァーチェ 6'35
20. II. グラーヴェ 1'14
21. III. アリオーゾ 4'05
CD2 74'05
クリスティアン・ペツォールト [1677-1733]協奏曲第7番 ト長調
1. I. アダージョ 2'09
2. II. ヴィヴァーチェ 3'20
3. III. ラルゲット 1'44
4. IV. アレグロ 3'59
5. V
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