「自然」と「人工」を分け隔てるものは何か?
人類が引き起こした環境変化により、自然独自のシステムが変容してきたとされる時代=「人新世」において、そもそも何が「自然」で、何が「技術」だったのか。
アクターネットワーク理論をはじめ、地球環境をめぐる諸理論を越境的に拡張しつつ、「人間」と「人間ではないもの」の境界、そして曖昧化する人と自然の関係性をつかみ直す。
ドメスティケーションからパンデミックまで──
序章 自然と技術の関係論──自然と技術はどう混交してきたか
第1章 複製技術時代の自然──オリジナルとコピーの後に
第2章 〈均質化〉と〈差異化〉──遺伝資源は誰のものか
第3章 〈氾濫〉する自然と技術──ただで収奪できる自然が資本主義を支えてきたのか
第4章 曖昧なドメスティケーション──在来であるとはどういうことか
第5章 多種と人間のニッチ構築──高病原性鳥インフルエンザは養鶏場の産物なのか
第6章 生成技術時代の〈自然〉──あるいは生成自然時代の〈技術〉
あとがき
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