人は客観的な真実を捉えるようにできていない。むしろ様々な思い込み(現実と異なる考え、妄想、宗教的な信念など)やバイアス(偏り)を持つのが普通である。そうした思い込みやバイアス(ある種の騙されやすさ)は、人の進化においては生存や繁殖にむしろ有利であったために、人という性質(感情)となったとする考え方が「進化生物学」である。そうした進化生物学の観点に基づいて、人の心理や行動を解明し、様々な社会問題の解決に応用しようという実践的な取り組みが始まっている。本書では、進化生物学とは何かから、同性愛の必要性、宗教について、差別の克服のほか、進化生物学を応用した医療現場、教育現場など取り組み、医学や工学へ活用ついても追及していく。
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