これが物理学だ! マサチューセッツ工科大学「感動」講義
マサチューセッツ工科大学は、学内の授業を、ユーチューブや、I-tunesU で無料公開を始めていたが、アメリカ国内ならず、イラクや中国の人々まで魅了して人気ナンバー1になっているのが、このウォルター・ルーウィン教授の物理学入門の授業。
例えば、エネルギー保存の法則を伝えるのに、教室に上からつるした鉄球を離し、反対側に設置されているガラスを粉々に打ち砕く(位置エネルギーが力に変わった)。さらにガラスを粉々に打ち砕いた鉄球を自分の顎からわずか2センチの位置で持ってこう言って離す。
「この鉄球の位置エネルギーは離しただけだから、これ以上増えることはない、したがってこの高さ以上にくることはない。だから、私の顔が粉々に砕けることはない」
教室にあがる悲鳴、が、鉄球は確かに教授の顔、2センチの距離まで振り子をかけあがるが、教授の顔は無事だ!
「ほら、これが物理学だ!!」 沸き上がる歓声。
虹はなぜ、あのような色の順番なのか? 空はなぜ青いのか? 寝て伸長を測ると、伸長が2センチも伸びるのはなぜ? ビッグバンはどんな音がしたのか? 雷のあと空気が爽やかなのはなぜ? 時間とは何だろう? 宇宙の果ての銀河が光速より早く遠ざかっている理由は?
教授は、本にこう書きます。「複雑な計算よりも私は、物理学の発見の美しさを教えたい」
NHKがシリーズで放映!
レビュー(66件)
天文のことを考えるとき物理学が欠かせないときがありましたが、学校で習う質量保存の法則より面白い内容が書かれていたと思います。
頼まれて購入
頼まれて購入しました。 面白かったとの事です。
すごく面白かったです。物理学に興味を持ちました。
大学生の子供へ。
物理関連の勉強をしている1人暮らしの子供に送りました。
素人が何度も読める良書
自然界の法則がもたらす美(そしてユーモア)をこよなく愛する、マサチューセッツ工科大学教授による講義。各回それぞれ物理学における根本的で重要なテーマが取り上げられています。後半は著者の専門であるエックス線宇宙物理学にかかわる内容がぐっと増えます。 素人にはありがたいことに、複雑で難解な数式などはほとんど登場しません。読み進むうちに自分の中にじわじわと理解が浸透していく感じがありました。逆によくわからないところは読み飛ばしてしまって、ある日読み直すと今度はストンと頭に入る、というようなところもあります。 どうしても翻訳ならではの読みにくさがあることと、もう少し図が多ければ想像しやすいのにという点が少し残念ですが、私たちの世界を支える法則の素晴らしさとその真実に近づく喜びをどうにか伝えたいという彼の気持ちがたっぷり詰まった良い本だと思います。 ウェブでも公開されている名物講義には世界中に多くのファンがいるというのもうなずけます。購入時にちょうどテレビで講義の様子がシリーズ放送されていたのでそちらも視聴しました。 教授は物理学を「知れば世界が違って見えてくる」と言います。私もこれからは、虹を見てただ単に「キレイ」と思うだけでは済まないでしょう。