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笑いと涙と希望が詰まったコミックエッセイ 「どうせ私なんて 何やっても うまくいかないんだ。 私は何もできないダメ人間だし 私なんてオタフクだし」 そんなネガティブ思考クイーンだった漫画家・細川貂々さんがーー 「どうも私 なんだか何をやっても うまくいきそう。 私はうたれ強いカメ人間だし 私はお多福だから シアワセがたくさん来る」 と、落語を通して希望をもてた! 貂々さんが本書で取り上げるのは、「芝浜」「牛ほめ」「まめだ」「七段目」「死神」「寿限無」「唐茄子屋政談」「七度狐」「松山鏡」「後生うなぎ」「始末の極意」「替わり目」「時うどん」「あたま山」「ざる屋」など名作古典落語24演目。 落語に登場する「愛すべきダメ人間」たちに学んだ「シアワセの招き方」を愛情たっぷりに描きます。 「自分が大キライ」--生きづらさを感じているあなたを励まし、そっと背中を押してくれる、かつてない落語コミックエッセイ集の誕生! 笑えて泣けて、希望がわいてくること請け合いです。 【編集担当からのおすすめ情報】 本書には、細川貂々さんが落語を学んだ釈徹宗先生や、貂々さんのコミックエッセイには欠かせないツレさん、ちーと君もたっぷりと登場します。 貂々さんファンの皆さんにはもちろん、落語好きのかたや落語ってどんなものだろうと関心のあるかたも楽しめる内容になっています。 何より、落語の登場人物たちがもっている幸も不幸も笑い飛ばす生きる力、自己肯定力が、貂々さんの視点を通してどんなふうに描かれているか。ぜひご堪能ください。読むとお多福がやってくる、楽しい1冊です。 第1回 弱法師(菜刀息子) 第2回 寿限無 第3回 唐茄子屋政談 第4回 死神 第5回 七度狐(前編) 第6回 七度狐(後編) 第7回 源平盛衰記 第8回 幕末太陽傳 第9回 大山詣り 第10回 松山鏡 第11回 後生うなぎ 第12回 池田のしし買い 第13回 始末の極意 第14回 替わり目 第15回 まめだ 第16回 時うどん 第17回 七段目 第18回 芝浜 第19回 初天神 第20回 あたま山 第21回 牛ほめ 第22回 お文さん(前編) 第23回 お文さん(後編) 第24回 ざる屋 あとがき ーーその他、ツレさんのスペシャルコラムを7本収録!
レビュー(7件)
読みました
落語の題材になった本が少ないので買ってみました。 筆者と落語の触れ合ったきっかけが面白くやり取りされてまいた。 ネタについての記述がもう少しほしかったです。
これは落語漫画の最高傑作!
ツレうつシリーズで有名な漫画家の細川貂々さんが、初めて落語について描いたコミックエッセイ集。とまぁ、ふつうに紹介したらこんな感じなんやけど。 この漫画が普通とぜんぜん違うのんは、なんと細川貂々さんは落語に興味がなかったこと!そんな、落語のどこがおもろいねん、というところから、徐々に落語の魅力にハマっていって、なかなかおもろしいやん、そして最後は、人生が変わった!と。 落語でそこまで行くんかい!というのも面白いところですよね。でも、著者は本気ですからね! 中に出てくる演目は芝浜とか寿限無などの超有名どころから、それを聴きますか!という渋いところまで。 落語が好きな人は著者に突っ込んだり、うんうんと頷いたり、たっぷり楽しめるはずだし、落語にこれまで興味がなかった人は、これを読んで落語に目覚める人も多いのでは、と思う、なかなか爆発力のある本ですわ。オススメです。