村上春樹さんの、もっと色んな若い作家とのこの様な本読みたいです。,第1回坪内逍遥賞の大賞が村上春樹氏、奨励賞が川上未映子氏、といった繋がりもあり、ハルキストの代表的な立場で、川上氏が村上氏にインタビューした1冊。村上氏のデビュー時にまで遡っての、4回にわたるロングインタビューだが、村上氏が「騎士団長殺し」を上梓した直後だけに当然、同署の話題が多くを占める。帯に「ただのインタビューではあらない」と記されているのは無論、「騎士団長」の台詞を借用したものだが、いや実際、インタビューどころか対談と言っていいほど内容は濃く、川上氏の勉強ぶり、用意周到ぶりに舌を巻いた。当人は「資料が役に立たなかった」と述懐しているが、世界の村上春樹を向こうに回しての堂々とした立ち居振る舞いは、むしろ彼女の株を挙げた。素晴らしい対談本と評価したい。,いつかは読もうと思いながらなかなか手が出せなかった村上春樹の本を読んで面白かったので、この対談にも興味を持ちました。 聞き手が非常に積極的なのですが、自分自身は村上春樹のほかの本を読んでいないので 少し感じ方に隔たりを感じました。 今後もう少し春樹氏の本を読んでみようかと思っています。,村上春樹による騎士団長殺しエピソードを楽しみにしています。
レビュー(83件)
村上春樹さんの、もっと色んな若い作家とのこの様な本読みたいです。
あらない
第1回坪内逍遥賞の大賞が村上春樹氏、奨励賞が川上未映子氏、といった繋がりもあり、ハルキストの代表的な立場で、川上氏が村上氏にインタビューした1冊。村上氏のデビュー時にまで遡っての、4回にわたるロングインタビューだが、村上氏が「騎士団長殺し」を上梓した直後だけに当然、同署の話題が多くを占める。帯に「ただのインタビューではあらない」と記されているのは無論、「騎士団長」の台詞を借用したものだが、いや実際、インタビューどころか対談と言っていいほど内容は濃く、川上氏の勉強ぶり、用意周到ぶりに舌を巻いた。当人は「資料が役に立たなかった」と述懐しているが、世界の村上春樹を向こうに回しての堂々とした立ち居振る舞いは、むしろ彼女の株を挙げた。素晴らしい対談本と評価したい。
興味深く読みました
いつかは読もうと思いながらなかなか手が出せなかった村上春樹の本を読んで面白かったので、この対談にも興味を持ちました。 聞き手が非常に積極的なのですが、自分自身は村上春樹のほかの本を読んでいないので 少し感じ方に隔たりを感じました。 今後もう少し春樹氏の本を読んでみようかと思っています。
村上春樹による騎士団長殺しエピソードを楽しみにしています。