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嫌い嫌い大嫌い、超憎んでる父(17年間、絶縁状態)が突然、死んだ。 それが、まさか、こんな気持ちになるなんて! 『透明なゆりかご』『お別れホスピタル』『不浄を拭う人』で絶好調、 沖田×華の家族伝説! 暴力、暴言、略奪、ストーカー行為、警察沙汰ーー父にはさんざん迷惑をかけられた。家族はみな父から逃れるためにバラバラに暮らした。つまり一家離散だ。私は父が大嫌いだった。東京に出てきて漫画家になり、忙しく仕事をしていた。父とは2度と会うつもりがないまま気がつけば17年が経過していた。そこへ突然、届いた父の訃報。バラバラに生活していた家族が久しぶりに顔を合わせることになり、それがまた新たな事件の始まりとなった!
レビュー(5件)
勉強になりますよ。
長い間、絶縁状態だった父親の突然の訃報によって孤独死、葬儀、相続にまつわる数々の後処理の大変さを描いています。私も一昨年、高齢だった父親を看取って葬儀、相続の大変さを経験しました。他人事ではないので勉強の為にも一読をお薦めします。
悪いことをすると、帰ってくる
なんとなくバッカさんの父親は孤独でみじめだなと思いました。 内容自体はユーモアがあり、父親が亡くなってしまい、長男とバッカさんが苦労するお話です。 とても勉強になったなと思ったのは、「自分のした行いが、結果になる」ことです。 ばっかさんの父親は家族にひどいことをしました。DVや金銭の要求。ストーカー、暴力などです。 その結果どうなってしまうかは、この本を読めばわかります。 あまりいい目には合いません、私も気を付けようと思います。 これだけひどいことをされても、ばっかさんや、長男さんはよく頑張ったと思います。父親の葬儀だけではなく、そのあとのやっかいな手続きと、親族とのあらそい、 ばっかさんはうつになり、長男さんははげてしまいました。本当にお疲れさまでしたといいたいです。 誰もが避けられない、親の死にめや、そのあとの事後処理を、ユーモラスにかかれたコミックエッセイです。おすすめです。