レヴィナスを理解するために
: コリーヌ・ペリュション/渡名喜 庸哲/樋口 雄哉/犬飼 智仁
「他者」「顔」「糧」「傷つきやすさ」「殺人の禁止」など、独自の哲学を展開したエマニュエル・レヴィナス。基本概念を軸にテクストを紐解きながら、政治、医療、動物、食、居住、エコロジー、ケアといった現代的な問題との結節点についても考察し、難解で知られるレヴィナスの思想の意義を解き明かす。
まえがき
第1部 いくつかの予備的材料
第1章 一つの生、一つの作品
方法
伝記的および書誌的な手がかり
知的生活の諸段階と主な着想源
第2章 レヴィナス、一人の現象学者
フッサールの決定的寄与
ハイデガーのケース
非ー構成の現象学
第2部 他性と超越
第3章 顔と無限
公現としての顔
言葉と分離
第4章 顔と倫理
殺人の禁止
責任と倫理的抵抗
第3部 責任、傷つきやすさ、身代わり
第5章 実践的な含意ーー医療、政治、動物の問い
倫理のパラドクス
自由に対する責任の優位
いくつかの困難
第6章 責任から身代わりへ
顧慮と身代わり
人質
身代わりと歴史への関係
第4部 「〜によって生きる」の哲学
第7章 受容性と体内化としての実存
糧
生への愛
享受から正義へ
第8章 重力と局所化
地上的条件と具体化
住居とこもること
現象学、注意と自由の学派
第5部 生ける身体と政治的身体
第9章 身体と他性
生物学主義と釘付けされた存在の批判
外越vs根付き
第10章 死と時間
《死に臨む存在》か、死から考えられた時間か
時間と他者から死を考える
第6部 第三者と正義
第11章 倫理と政治
政治的なものを二次的とすることは何を意味するか
第三者は他人を通じて私に語りかける
われわれとは何を意味するか
第12章 正義において私は何をなすべきか
第三者はもう一人の隣人である
私の存在する権利について責任を負うこと
第7部 もう一つのヒューマニズム
第13章 多元的様態、善性、平和
任命された自由
自由の正当化
平和とは、まず私の平和である
第14章 人権の現象学と文明
人権と善意志
意識のすべての方向に開かれた小屋
第8部 宗教と哲学
第15章 他性と彼性
痕跡と筋立て
神は何を意味するのか?
第16章 哲学は神学ではない
神に目覚めること
〈善〉の〈欲望〉、倫理と精神性
超越と《さようなら》
訳者解説
原注
事項索引
人名索引
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