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吉原や向島などへ行き交う舟が集まる柳橋。神田川と大川が合流する一角に架けられたその橋の両側には船宿が並び、働く人、遊びに行く人で賑わっていた。柳橋の船宿「さがみ」で働く船頭の広吉には一人娘がいた。名前は桜子。三歳で母親が出奔するが、父親から愛情を受けて育ち、母譲りの器量よしと、八歳から始めた棒術の腕前で、街の人気娘に育っていた。夢は父親のような船頭になること。そんな桜子に目を付けた船宿の亭主による「大晦日の趣向」が思わぬ騒動を巻き起こし……。涙あり、恋あり、活劇あり。待望の時代小説新シリーズの幕が開く。四か月連続刊行!
レビュー(13件)
楽しみにしていた佐伯作品の新シリーズだが、驚くほどわくわく感が無い。 3歳の時に母に捨てられ、その後父を助けて家事全般をこなす15歳の主人公桜子。3歳当時の記憶があまりにも鮮明すぎるのと、いくら昔の15歳とは言えしっかりし過ぎていて違和感がある。 さらに会話を始め、全体的に何となく説明的で、ストーリーに入り込めないでいる。 いつもなら、一冊一気読みしてしまうのだが、今回は中々先に進まない。本当に佐伯作品なのかなと思うくらい。今後の展開次第で楽しくなるのだろうか?
四か月連続刊!
佐伯泰英さんファンの実家の母にプレゼント。新シリーズ、しかも今回は4ヶ月連続刊とのこと、手軽な贈り物になってうれしいです!
新シリーズなので取り敢えず買ってみました。良ければ今後も購入します。
佐伯先生の続き物で新しいシリーズ物の始まりです。