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インタビュー時間20時間超! オードリー・タン氏自身が、自らの考え、行動、 夢を語る!! 世界のメディアがいま、最も注目する テクノロジー界の叡智が、描く デジタルとAI(人工知能)の未来! 台湾は、2020年に全世界を襲った新型コロナウイ ルス(COVID-19)の封じ込めに唯一成功しました。 本書は、その中心的な役割を担った若きデジタル 担当政務委員(閣僚)が、コロナ対策成功の秘密、 デジタルと民主主義、デジタルと教育、AIと社会 ・イノベーション、そして日本へのメッセージを、 自身の言葉で語りつくします。 はじめに 序章 功を奏したITによる新型コロナ対策 第一章 私をつくってきたもの 第二章 デジタル民主主義とソーシャル・イノベーション ~誰もが政策に寄与できる社会 第三章 ITは教育をどのように発展させるか ~プログラミング思考を身につける 第四章 AIが開く新しい社会 ~デジタルは人のためにある 第五章 日本へのメッセージ
レビュー(218件)
傾聴民主主義とは
台湾でデジタル担当政務委員として新型コロナ対策に注力しているオードリー・タン(Audrey Tang 唐鳳)さんが、自らの言葉で、コロナ対策成功の秘密、デジタルと民主主義、デジタルと教育、AIと社会・イノベーション、そして日本へのメッセージを綴ったもの。私より一回り以上若いオードリー・タンさんは小学生の頃からプログラムやインターネットに接しており、ゲームやアニメを通じて、わが国のこともよくご存じ。まるでオタクのような歩みに、とても親近感を覚えた。 ビデオ会議のイラスト オードリー・タンさんは人と話すのは好きで、取材やインタビュー、イベントなどへの登壇に応じる際、唯一の条件として「インタビューやスピーチの内容をインターネットで公開すること」を提示しているという。もっともな条件だ。 オードリー・タンさんの考え方、家族から受けた影響、課題解決への取り組み方、政治的信条など、とても共感できる部分が多い。 手をつないだ世界の人々のイラスト ただ、本書を読んで理解するには、オードリー・タンさんが言う「素養」が必要であると感じた。もし内容が難解であれば、これをきっかけに「素養」を学んでみてはいかがだろか。あなたは、ネットを通じて大勢の仲間と繋がっているのだから――。
漠然としたAIに対する考えを一新させられた。人間とAIの関係性を、のび太とドラえもんという比喩で表現されたり等、私のような凡人にも分かりやすく楽しく一気読み。とても興味深く読み応えのある一冊でした。