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「言うことを聞かないなら、もう何も買ってあげない」などと脅して子どもを思い通りに支配しようとする、「あなたのためを思って言っているのよ」などと言いつつ、実際は子どもの気持ちよりも世間体や見栄を優先しようとしている、子どもを罵倒する、必要なものを与えない、子どもの領域を平気で侵害しようとする、兄弟姉妹で格差をつける、しつけと称して暴力をふるう……。 なぜ我が子にそんな仕打ちができるのか。そこには、「子どもは自分のもの」という所有意識、「子どもは自分をよく見せるための付属物」という歪んだ認識や「攻撃者との同一視」という心理メカニズムなどの様々な原因が窺える。 攻撃的な親から身を守るために、そしてあなた自身がこんな親にならないために。精神科医が自身の経験も語りながら解説。
レビュー(22件)
ありがとうございました
本屋さんになく、探して購入しました。きれいだし、軽くて持ち運びしやすいです。自分は気をつけなければと思い、何度も読み、実践したいです。
やっと自分の事を書いている本に出会いました。 何故あれほどきょうだい差別をするのか?母に可愛がられてきたこどもが側に居るのに2月の厳寒の夜に毎日 私が親の所に就職を決めるまで戻るように大家さんの呼び出しで電話をして迷惑をかけているのにしつこかったのか? 私が祖父や親の介護要員と決めていたからでした。あれだけ酷い言葉を言い続けて私を完全に嫌っていたにも関わらず。 子供は親の思い通りに育てるものだ。子供は何をやっても分からないものだ。と頑固な位徹底していました。母は祖父に育てられたのでその言葉通りに信じ込んでいました。 まずいことが有れば、私のせい。本当に罪の意識は酷かったです。 救いは母が生きているうちに、私はそんなにダメなのか?と聞くことが出来たことです。その時にやっと母がハッとした表情になり、首を横に振りました。 これ程お互いにとって自分のやっていることが分からない事ほど悲しい事はないです。
今まで親に対してどうにもならないモヤモヤした気持ちを抱えて生きてきた。そんな自分を責める日もあれば、親を恨む日もあった。気持ちが揺れて何十年も苦しかった。この本を読んで自分の気持ちに整理がついた。迷いが消えた。著者にありがとうと伝えたい。
教育虐待という言葉をよく聞くので読んでみました。色々考えさせられました。
毒親を持った人には心の整理に役立つと思う。読んだら心が楽になった。