私たちの祖先は、土や泥や石といった全国どこにでもある原料で、日々の暮らしに使う器をつくり出してきた。そこには、地域性や食文化・産業との密接な関わりがある。よく知られる窯元はもちろんのこと、細かな窯元・かつての窯元や文化的背景も紹介しながら、日本人とやきものの関わりを民俗学的見地から解説する。巻末付録には、「やきもの用語集」と「やきものを見て学べる施設一覧」を収載。
〈第一部〉 総論・暮らしの中のやきもの史
日本のやきものの特色
・数十年前までの暮らしとやきもの
・茶器と花器にみる美意識
・素焼土器の系譜
・陶器の系譜
・磁器の系譜
・経済成長のなかでのやきもの
〈第二部〉都道府県別・やきものとその特色
北海道 /青森県 / 岩手県 / 宮城県 / 秋田県 / 山形県 / 福島県 /茨城県 / 栃木県 / 群馬県 / 埼玉県 / 千葉県 / 東京都 / 神奈川県 / 新潟県 / 富山県 / 石川県 / 福井県 /山梨県 / 長野県 /岐阜県 / 静岡県 / 愛知県 / 三重県 / 滋賀県 / 京都府 / 大阪府 / 兵庫県 / 奈良県 / 和歌山県 /鳥取県 /島根県 / 岡山県 / 広島県 / 山口県 /徳島県 / 香川県 / 愛媛県 / 高知県 / 福岡県 / 佐賀県 / 長崎県 / 熊本県 / 大分県 / 宮崎県 / 鹿児島県 / 沖縄県
巻末資料
・付録1 やきもの用語集
・付録2 やきものを見て学べる施設一覧
・参考文献
・やきもの名索引・人名索引
レビュー(1件)
図鑑じゃないです辞典です。
カラーではありません。 そして図鑑でもありません。 限りなく焼き物辞典です。 第一部に焼き物の歴史が触れられ、その中に焼き物の作り方についても説明がなされていました。 これは本当に軽くサラっと触れられている感じで、焼き物初心者向きに簡単にしかもわかりやすく説明されていました。 第二部から47都道府県に分類して焼き物の説明がなされています。 地方ごとに目当てがついているので検索はしやすくなっています。 香川県は焼き物に関してはあまり知られていないのですが、平賀源内が始めた源内焼、土管などでよく使われていた富田焼なども本に載っていましたが、これらの事はさぬき市歴史資料館や平賀源内記念館でしか扱われていないかなりニッチなしろものです。 焼き物に興味を持ってこれから焼き物について色々知りたいなという人がとっかかるにはいい本かもしれません。少し詳しいところもあり、知的好奇心をくすぐられます。