不況と就職難が続く現在、転職や自営を考える人たちや、副業を検討する人たちが増え、特にヤフーオークションやアマゾン・マーケットプレイスなどの盛況により、古物商に興味を持つ人たちが増加している。
本書は、著者が25年以上、古道具屋稼業を続けるなかで出会った面白い同業者やヘンな客のおかしなエピソードを交えながら、古物商という仕事に興味を持つ人たちに、実際の取り組み方やその現実を紹介する。骨董市の役員であり、これまで幾人もの古道具屋を育ててきた著者だからこそ語れる、同業者が明かしたがらない実情にも可能な限り踏み込んでいる。
骨董市、フリーマーケット、ネットオークション、交換市場、買い出し……。
ただ古道具に触れてみたいという人にも、古道具が好きな人にも、実際に古道具屋を開業したいと思っている人にも、なかなか聞けない貴重な情報と価値のある経験談が満載されている。
さらに古道具屋の枠を超え、アーティストとしての新たな道を歩みはじめた著者の、やりたいことをいかに展開させるかという話は、やりたい仕事を模索している人たちに大いに寄与するところがあるだろう。
あやしい古道具屋主人が誘うモノたちの宝島《ワンダーランド》へようこそーー。
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マンタム氏は変な人です。
面白そうな人です。
奇妙な人です。
怪しい人です。
××××な人です。
この人の店や作る作品は、もっと変で、もっと奇妙で、もっと怪しくて、そして悪魔的です。
こういう人の書いた本ですから、変で奇妙で怪しくて面白いに違いありません。
変なハマり方をしても責任は持ちません。
諸星大二郎〈漫画家〉
コトの始まり
第1章 古道具屋という仕事を知るために
最初は苦労の連続でした
幸運で乗り切った初めの2年間
ものすごい先輩業者との出会い
古道具が面白くなってきて
古道具屋のあたふたな日常〈骨董市編〉
古道具屋のあたふたな日常〈買い出し編〉
古道具屋のあたふたな日常〈愛すべきお客様編〉
第2章 古道具を楽しむために
古物の世界の棲み分け
真贋を見極めるために
古物の相場について
買い取り業者の選び方
第3章 古道具屋になるために
古道具屋稼業は認可制
買い出しが仕入れの基本
登録業者限定の交換市場
交換市場の基本構造
お店を持たなくてもできる商売
店舗経営とネットオークションの経験から
古道具屋さんに必要なもの
別のコトの始まり
あとがき
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