- 883
- 4.73
納棺師・・・・・それは、悲しいはずのお別れを、やさしい愛情で満たしてくれるひと 年齢問わず、高給保証!実質労働時間わずか。 旅のお手伝い。NKエージェント!! 「あぁこの広告、誤植だな。"旅のお手伝い"ではなくて、安らかな"旅立ちのお手伝い"。」 求人広告を手にNKエージェントを訪れた主人公・大悟は、社長の佐々木から思いもよらない業務内容を告げられる。それは【納棺(のうかん)】、遺体を棺に納める仕事だった。戸惑いながらも、妻の美香には冠婚葬祭関係=結婚式場の仕事と偽り、納棺師(のうかんし)の見習いとして働き出す大悟。 美人だと思ったらニューハーフだった青年、幼い娘を残して亡くなった母親、沢山のキスマークで送り出される大往生のおじいちゃん・・・そこには、さまざまな境遇のお別れが待っていた! ⇒本木雅弘さんがこの本に感動して映画「おくりびと」が誕生しました『納棺夫日記』 ⇒ノベライズ『おくりびと』
レビュー(883件)
日本人ならではの美!
日本には、いろいろな職種の方が多く存在します。 その中で、今回取り上げた納棺氏もそのひとつだと思います。 日本の文化の美をうまく表現した事が、アカデミー外国映画賞に受賞したのだと思います。 この映画は、ともすれば、お蔵入りになる映画だったそうです。 日本映画には、賞の取れるほどの作品が、お蔵入りになっているケースが多数あるようです。 この映画の見所は、主人公の心情の変化、生と死、それに携わる人間関係が、うまく融合されている作品です。 主人公を演じる本木さんが暖めていた作品であるためか、演技が逸品です。 彼は、役者として非常に演技が良いです。 人生のほろ苦さを表現できる数少ない俳優だと思います。 何度見ても、笑えて、泣けて、感動する映画だと思います。 最近では、台詞も覚えてしまい、一緒に口ずさんでいます。
納棺師の仕事と、とりまく人間模様、自然と世界観、 そして主人公が弾くチェロの音色。 全てが絶妙に絡み合って、珠玉の作品に仕上がっています。 2年前、実際に父の納棺に立ち合った経験が、この作品を見る目にも 違いを与えていると思います。 近親者の葬儀を経験した方には、特に見て欲しいと思いました。 劇場で見て、気にいったので、DVDも購入しました。
納棺師の所作が美しいおくりびと
『死』がテーマなのでもっと重いのかと想像していたのだが オープニングのコミカルな場面で、フッと力が抜けて見始めることができた なんといっても納棺師の所作や衣擦れの音などが美しく印象的で 神々しいほどの美しさと愛に圧倒された しかし、本木雅弘さんて端正な顔立ちしてますね 惚れ惚れしながら彼の顔をじっと見てしまいました ハリウッド映画などの死では暴力シーンと繋がっている印象ばかりですが この映画の死は静かで、人間としての尊厳が感じられた 棺の蓋を持って遺族を見つめて佇む山崎努さんの姿からは 日本の風習や文化の素晴らしさを世界の人々に発信できたと思う
気になる
映画で見れなかったので、一度は見たいです。 なかなかよかったですよ
話題作なので興味があって購入しました。派手なドラマがあるわけではないですが、葬儀のことを何も知らない私には納棺師という仕事があることをこの映画で知りました。 遺体を清める・・・・親しい人々と別れるときには美しい姿を人々の記憶に留める・・・・しぐさの美しさと共に見終わったときじ~んと心に残る映画でした。