【POD】固有関数展開法を用いた導波管スロットアンテナ解析
本書では,固有関数展開法について,その基本的な考え方から始め,ダイアディックグリーン関数の導出法を説明している。さらに,本手法とモーメント法を組み合わせて導波管スロットアレーを解析する手順を示し,Matlabでのプログラミング法を解説している。導波管スロットアレーの1例を通して,基礎から応用までを説明している。本書で説明をする固有解析展開法は,扱える構造が直交座標系にほぼ合致したものに限られているが,電磁界分布は構造の形状が固有にもつモード分布で解析的に表現されるため計算時間は早いので,最適化手法と組み合わせることで多くのパラメータをある程度の時間で設計できる。また,本書が扱う導波管スロットアレーは,中空構造をもちいたものであれば伝送損失が小さいので,ミリ波,テラヘルツ波といった高い周波数においても高いアンテナ効率を実現できる。現在始まったばかりの第5世代移動通信や将来の無線通信システムに大きく貢献できると考える。
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