本屋さんで探したがなくネットで検索し購入。,若手の宗教社会学者による聖地巡礼論。 スペインのサンティアゴ・デ・コンポステラ、フランスのモン・サン=ミシェル、奇跡のメダル教会、ピオ神父巡礼教会のようなキリスト教の聖地がまず、取り上げられる。 そして、富士山、長崎、沖縄など国内の世界遺産に指定された場所が取り上げられている。 さらに、青森県のキリストの墓、パワースポット、鷲宮のアニメの聖地巡礼など、新しく作られた聖地も言及されている。 どのケースについても、宗教学や社会学の最新の研究を踏まえて分析されている。聖地巡礼だけでなく、地域振興や町おこしのケーススタディとしても読めるところが本書の良い点である。 聖地巡礼から現代社会を論じるスタイルは著者がこれまでも行ってきたことだが、一般書である本書では、それが豊富な事例とともに、分かりやすく解説されている。
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本屋さんで探したがなくネットで検索し購入。
聖地巡礼からみる現代社会
若手の宗教社会学者による聖地巡礼論。 スペインのサンティアゴ・デ・コンポステラ、フランスのモン・サン=ミシェル、奇跡のメダル教会、ピオ神父巡礼教会のようなキリスト教の聖地がまず、取り上げられる。 そして、富士山、長崎、沖縄など国内の世界遺産に指定された場所が取り上げられている。 さらに、青森県のキリストの墓、パワースポット、鷲宮のアニメの聖地巡礼など、新しく作られた聖地も言及されている。 どのケースについても、宗教学や社会学の最新の研究を踏まえて分析されている。聖地巡礼だけでなく、地域振興や町おこしのケーススタディとしても読めるところが本書の良い点である。 聖地巡礼から現代社会を論じるスタイルは著者がこれまでも行ってきたことだが、一般書である本書では、それが豊富な事例とともに、分かりやすく解説されている。