一人の漫画家の人生、堂々の完結!
時代は「漫画の時代」になった。
さらに漫画は動きはじめる。
「テレビまんが」──────アニメーションがテレビ放送され、
全国の少年少女達は熱狂する。
上田としこは漫画家としてその最前線から退いたが、
漫画家だった。
故郷を失い、大切な人を失い、漫画家は明日、漫画を描くだろう。
人が明日を生きてゆくのと同じく、描くだろう。
上田としこの人生、堂々完結。
そして漫画は──────
【編集担当からのおすすめ情報】
かつて赤塚不二夫氏は「日本は漫画家に残酷だ」と言ったそうだ。「当時、その言葉を本当に理解したのは上田としこただ一人だったんじゃないだろうか」村上もとか氏はそう言った。完結第10集は、村上もとか氏が出した「漫画史」に対する一つの解答があります。全漫画ファン必読です。
レビュー(2件)
かなりな良書
日本の女流漫画家の草分けである上田としこ女史の人生を、戦前の日本の様子や女性の社会進出と並行させ、併せて戦後の漫画業界の発展を描いた、娯楽面ばかりではなく資料性の高い良作です。 内容をくだくだしくネタバレさせる様な事はレビューしません。十巻全巻揃えても元が取れるばかりか、おそらく孫子(まごこ)の代までも楽しめると思います。