近年、大学における学生支援や学生相談、および教育・指導の一環として「カルトによる勧誘」への注喚意起、被害学生や家族への対策などが求められるようになり、2009年3月に設立された「全国カルト対策大学ネットワーク」には120校が参加して情報交換を行うようになってきた。日本学生相談学会においても、カルト問題やカルトへの対
応が議論されている。
第一部では、カルトに関わる基本的な事項の解説、学生支援・指導上の問題、法的措置等について具体的な提言も含めて包括的に論じるとともに、第二部では、日本学生相談学会でのシンポジウムの成果をまとめる。
1部 日本のカルト問題
櫻井義秀(北海道大学大学院文学研究科教授)
大学におけるカルト対策ネットワーク
川島堅二(恵泉女学園大学学長)
学生支援・指導の法的基準
久保内浩嗣(田村町総合法律事務所・弁護士)
ネット・SNSによるカルト勧誘の手口
瓜生崇(真宗大谷派玄照寺住職)
違法伝道訴訟25年ー統一教会との戦い
郷路征記(郷路法律事務所・弁護士)
2部 大学のカルト対応
日本学生相談学会第30回大会 (北海道大学)
シンポジウム 「大学のカルト対応」
司会:
大畑昇(北海道大学大学院歯学研究科特任教授)
シンポジスト:
+櫻井義秀(北海道大学大学院文学研究科教授) 「日本の外来宗教とカルト問題」
+パスカル・ズゥウイ(マインドコントロール研究所所長)
「カルトによるマインドコントロール」
+平野学(慶應義塾大学学生相談室カウンセラー)「学生相談とカルト対応」
+大和谷厚(大阪大学大学院医学研究科教授) 「大学教育とカルト対応」
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