一ノ谷の合戦から屋島の合戦までには、1年の月日が流れている。さきの合戦に大功をたてながら、なんら叙勲の沙汰もうけぬ義経。そしていったん任官後は、鎌倉に断りもなく、と不興を買い、平家追討使の大役も範頼に奪われた義経。鎌倉どの差向けの花嫁も、彼の心を暗くする。だが、源氏は義経をまだ必要としていた。--西国攻めの範頼軍は備前児島に立往生し、平家軍が猛威をふるう。 一ノ谷から屋島へ、源平決戦の舞台は移る。さきの合戦で大功をたてながら、なんら恩賞もうけぬ義経。そして一旦任官後は、鎌倉に無断でと不興を買い、平家追討使の大役も範頼に奪われた義経。しかし……。
レビュー(10件)
良い本です。
待ったかいがありました。楽しい読書ありがとう。
吉川英治さんの作品は読みごたえがあり、とても大好きです。最後に新平家物語をもってきました。楽しく読んでいきたいと思います。
読書の休日
これで完読。 長いようで、いつの間にか全部買っていしまった。