本書は、臨床的色調を強調した肥満細胞の単行本。基礎的なものは可能な限り制限し、臨床を考えるうえで特に密接なものを「基礎から臨床へ」としてとりあげた。骨髄由来の肥満細胞が結合組織に存在することに関して、接着・遊走などの機序もとりあげた。また、臨床的な検討が容易でないものは「動物疾患モデル」としてまとめた。古くて、そして未だ知られざる側面の多い肥満細胞の臨床を、それぞれの専門の分野で現在活躍中の先生方が執筆している。消化器疾患、循環器疾患から癌まで、可能な限り特定の分野にかたよらず、目次をご覧下されば肥満細胞が広くヒトの疾病に関与することが分かるよう、広汎に臨床をカバーすることを意図した。
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