2017年10月、同出版社より、『ラテンアメリカ農業論』の第二次版(改訂版)を出版した。それ以前の初版(2016年10月出版)も含めて、多くの関係者に愛用・ご購入いただいたことに、誠に感謝している次第である。ところが、同書はA4版で白黒印刷、農業地理と歴史が混在する形のまとめ方であった。この理由は、高校社会科(地理や世界史)の教科書や参考書、インターネット等からの引用内容(筆者が高校時代は理系コースを選択したため、1年次に現代社会のみ履修したため、初心に戻って勉強した)やNHKドキュメント番組等の抜粋内容を総論とした形とし、実際、筆者が訪問したラテン諸国での農業現場での聞き取り調査や土壌分析等の解析結果(地域別による成果)を各論とした形で取りまとめた。そういう中でも、この書籍は販売数が予想以上に多く、ラテンアメリカやその農業に関心のある方々に手に渡ったことは、筆者にとっても喜ばしいと思っている。そこで、思い切って、中学社会科の『地理』と『歴史』というように、ラテンアメリカ農業総論と各論内容を地理および歴史的内容に分割し、また、カラー写真や図を取り入れる形でB5版で出版することを試みた。さらに、『ラテンアメリカ農業論』で取り上げた以外の内容も取り込んだ形(高校地理で学習するラテンアメリカの内容やインターネットにおける更なる情報、一部、筆者による技術協力の成果等も含む)として、取りまとめた。それが、本書である『ラテンアメリカ農業地理概論』であり、この他、別冊として、『ラテンアメリカ農業史概論』も同時出版した。 いずれにしても、わが国における外国語教育において、英語、ドイツ語、フランス語、中国語に比べると、スペイン語は大学センター試験にも課せられていないし、農学教育においてもラテンアメリカについてはあまり馴染みがないものと推察している。そのことも本書出版の動機でもあった。多くの関係者にご参考・愛読していただければ幸いである。
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