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ひとりの週刊誌記者が、殺人犯を捜し当て、警察の腐敗を暴いた…。埼玉県の桶川駅前で白昼起こった女子大生猪野詩織さん殺害事件。彼女の悲痛な「遺言」は、迷宮入りが囁かれる中、警察とマスコミにより歪められるかに見えた。だがその遺言を信じ、執念の取材を続けた記者が辿り着いた意外な事件の深層、警察の闇とは。「記者の教科書」と絶賛された、事件ノンフィクションの金字塔!日本ジャーナリスト会議(JCJ)大賞受賞作。
ひとりの週刊誌記者が、殺人犯を捜し当て、警察の腐敗を暴いた…。埼玉県の桶川駅前で白昼起こった女子大生猪野詩織さん殺害事件。彼女の悲痛な「遺言」は、迷宮入りが囁かれる中、警察とマスコミにより歪められるかに見えた。だがその遺言を信じ、執念の取材を続けた記者が辿り着いた意外な事件の深層、警察の闇とは。「記者の教科書」と絶賛された、事件ノンフィクションの金字塔!日本ジャーナリスト会議(JCJ)大賞受賞作。
レビュー(217件)
どのような立場の人にも起き得る事件
私が被害者と変わらない年齢だったとき、土曜ワイド劇場の内山理名さん主演のこの事件のドラマを観て、大きな衝撃を受けました。それから18年が経過しましたが、先日被害者のご両親がニュースで事件についてお話されているのを見て、もう一度この事件について知りたいと思いました。そこで清水潔さんのこのノンフィクション作品について知り購入しました。読んでみて、真実を追求するために多大な努力をされたこと、ジャーナリストとして大スクープを掴んだ執念、そして何より被害者のご友人やお父様から信頼を得たということに感銘を受けました。このような事件が誰にでも起き得ることだと、この作品を通じて多くの人に知ってもらえると良いです。
息もつかせぬ展開にハラハラ
実際に起こったストーカー殺人事件を取材することになった写真誌の記者自身によって書かれたドキュメンタリー作品。次から次へと事態が移り変わり、その度に首の皮一枚で著者の立場が繋がっていく展開に目が離せません。通常の殺人事件では敵が犯人だけということになるのでしょうが、この事件の場合は警察もある意味で敵となっているのが恐ろしいです。
かなり興味深いです。
引き込まれてしまい、あっという間によみきってしまいました、
子供に頼まれて購入しました。ポイントもありよかったと思います。
被害者の女性と年齢が近いので、この事件は気にしてきたし ある程度知ってるつもりでいました。が、本を読んで 私が思っていたより遥かに恐ろしいことがあったのだと知り、愕然としました。 自分も歳をとり娘をもち、親御さんたちの気持ちを思うと悔しいやら悲しいやらで涙なしに読めませんでした。 たくさんの人に読んで事実を知ってもらいたいなと思います。