元禄文化という大輪の花を咲かせた太平謳歌の時代。経済が伸長し、弓馬より忠孝を重んじるなど、大きな転換期を迎えた武士や町人たちの社会に光を当て、その浮き沈みが映し出す多彩な人間像をあざやかに描いた名著。
第一章 かぶく世界
「天下一」の禁令
かぶき者の横行
刃傷沙汰の世
第二章 赤穂事件
松の廊下刃傷事件
吉良邸討入り事件
赤穂因縁話
第三章 弓馬から忠孝へ
元禄の政治と武士たち
芸者と芸術
“生類憐みの令”への抵抗
第四章 江戸の社会と経済─江戸と上方
紀文と奈良茂
江戸店持の上方商人の台頭
藩政改革請負屋・松波勘十郎
元禄の勧進相撲
第五章 歴史における虚像と実像
日本左衛門こと浜島庄兵衛
あとがき
『元禄人間模様を読む』…深井雅海
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